TOEIC230点アップ! 休学して挑んだオーストラリアでのインターンシップ
今回紹介するのは、大学を休学してオーストラリアの高校に日本語教師アシスタントとして5か月間参加した宗樹さんの体験談です。
5ヶ月間のインターンシップを経て、帰国後TOEICが675点から905点へなんと230点もアップしたといいます。
現地でどのように過ごして、何を学び、どんな経験をしたのか、実際の参加者の声をお届けします。
そもそも「日本語教師インターンシップ」って?
日本語教師インターンシップとは、オーストラリア・ニュージーランドなどの小中高などの教育機関に派遣され、日本語や日本文化を“現地の生徒”に伝えるアシスタント活動のこと。
先生のサポートとして授業に入り、自己紹介や文化紹介をしたり、生徒と会話練習をしたり、時には一人で授業を任されることも!
「英語に自信がなくても大丈夫?」と不安な方も、BBIの事前研修や現地サポートでしっかりフォローがあるので安心して挑戦できます。
“教える経験がなくてもOK”、だけど“挑戦した分だけ成長できる”――そんなインターンです。
きっかけは「何か人の役に立ちたい」という漠然とした想い
宗樹さんがプログラムに参加したのは、大学の春休みを利用して「何かにチャレンジしてみたかった」から。
海外に行きたいという気持ちはあったけれど、旅行ではなく、「現地の人と関わる経験がしたい」という想いがあったそうです。
「教育に関わるって難しそうだなって最初は思ってたけど、だからこそやってみたいと思ったんです。何か、自分にしかできない経験になるんじゃないかって」 そんな思いから選んだのが、日本語教師アシスタント。
英語は得意ではなかったけれど、それでも「飛び込んでみよう」と決めたとき、何かが動き出した気がしたそうです。
派遣先は、自然豊かな町・ベガ
宗樹さんが派遣されたのは、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州にあるBega High School。
チーズで有名なベガは、のどかで人もあたたかく、どこか日本の田舎町に似た雰囲気を持っていたと言います。
「朝、鳥の鳴き声で目が覚めて。学校に行く途中の道には牛がいたりして(笑)。そんな毎日が、すごく心地よかったです」
ホームステイ先の家族ともすぐに打ち解け、放課後や休日にはホストファミリーと一緒に料理をしたり、映画を観たり。
「家族のように過ごせたことが、何より嬉しかった」と笑顔で語ってくれました。
初めての授業。一歩踏み出した先にあった“伝える楽しさ”
学校では、1日6時間ほど授業に参加。
最初は先生のサポート役として後ろから見ていたけれど、次第に一部の授業を任されるように。
「正直、最初は怖かったです。英語で説明できる自信もないし、クラスの前に立つだけでドキドキして。でも、“伝えたい”って気持ちがあれば、言葉以外にもできることはたくさんあるって気づいたんです」
生徒たちの前で、日本の文化や言葉を紹介するうちに、少しずつ反応が返ってくる。
笑顔になったり、「なるほど!」と目を輝かせたり。
「“伝わった”瞬間って、すごく嬉しいんです。言葉じゃなくても、気持ちって届くんだなって」
一番印象に残っているのは、授業じゃなかった
授業以外にも、昼休みに一緒にサッカーをしたり、アニメやゲームの話で盛り上がったり。
そんな何気ない交流こそが、一番心に残っているそうです。
「僕のことを“Japanese teacher”じゃなくて、“ともだち”として見てくれるようになったのが、本当に嬉しくて。名前を呼んでくれたり、手を振ってくれたり、そういう小さな出来事が宝物です」
英語が話せなくても、大丈夫だった?
この質問に対して、宗樹さんはこう答えてくれました。
「最初は、ホストファミリーの話してることもぜんぜん分からなかったんです。映画も、字幕なしでは無理。でも、“伝えたい”って思って毎日続けていたら、少しずつ耳が慣れてきて、気づいたらニュースも理解できるようになっていました」
“完璧な英語”よりも、“伝えようとする姿勢”が大切だと、毎日の生活の中で学んだそうです。
お金のこと、生活のことのリアル
1ヶ月の生活費は約10万円ほど。
朝と夜の食事はホストファミリーが用意してくれるので、あとはお昼代やちょっとしたおやつ、お土産程度。
「意外とシンプルな生活で、お金の心配はあまりなかったです。むしろ、贅沢しないことで、すごく満たされていたように感じました」
この経験は、自分の未来にどうつながる?
「この5か月で、自分の価値観がガラッと変わりました。最初は“教える”って難しそうって思ってたけど、今は“人と関わる仕事がしたい”って強く思えるようになったんです」
将来、どんな職業に就くにしても、この経験はきっと“自信”になってくれる。
そう感じられるほど、心に残る時間だったと語ってくれました。
最後に:これから挑戦する方へ
宗樹さんから、これから参加を考えている人へのメッセージです。
「英語ができなくても、本当に大丈夫です。大切なのは“伝えたい”って気持ち。最初の一歩を踏み出す勇気さえあれば、きっと人生が変わる体験になりますよ!」
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この活動は実践的な英語力がアップするので英語教師や外資系など英語を使う就職の際にもとても役立ちます!